“これだけやってればOK”が、うまくいかない理由

2026.01.22

― なぜストレッチを続けても変わらないのか―

SNSでは「これだけやっていれば大丈夫」という情報をよく見かけます。
セルフケアをする時にとてもありがたいコンテンツで、私自身もよく参考にしています。

けれど、毎日やっていても、動画を見ながら続けていても、
「んー、何も変わっていないかも」と感じる人も少なくありません。

実際、当店をご利用されるお客様からも
「肩こり改善のために腕を回したり、ストレッチをしてみたりはしているけれど、なかなか変わらなくて。
どんなセルフケアをすればいいですか?」
というご相談をいただくことはよくあります。

今回はセラピストとしてではなく、器械体操をやっていた経験から、
身体が本当に変わる「ストレッチ」と「筋トレ」の違いについてお話ししていきます。
 
 
 

ストレッチで変化を感じる人がいる理由

ストレッチと柔軟体操は、似ているようで役割が少し違います。

ストレッチは、固まってしまった身体を本来の位置や状態に戻すためのもの。
日常のクセや緊張でズレた状態を、いったんリセットする役割が強いと感じています。

ストレッチは「静的ストレッチ」と呼ばれることもあり、
関節や筋肉そのものよりも、神経の緊張にフォーカスすることで効果を発揮しやすいケアです。
状態が合えば、とても優秀なセルフケアになります。

一方で、「動的ストレッチ」と呼ばれる柔軟体操は身体をアップデートしていく作業。
筋肉や関節にフォーカスし、可動域をさらに広げるために、ある程度の負荷や不快感を伴うこともあります。

ストレッチで変化を感じる人は、すでに身体が「戻れる状態」にあり、そのリセットがスムーズに起こっているケースが多いように思います。
 
 

同じことをしても変わらない人がいる理由

一方で、同じストレッチをしても変化を感じられない人もいます。
それは、身体がまだ防御の状態にあることが多いからです。

疲労が蓄積しているとき。
緊張が抜けない状態が続いているとき。
痛みによって逆に身体が強張る時。
「ちゃんとやらなきゃ」と無意識に別のところに力が入っているとき。

その状態では、
伸ばしているつもりでも、身体は実は受け取っていません。

身体は安全が確認できないと、外からの刺激を通しません。
それは守るための反応です。

 
 
役割を分けることが、結果的にいちばん効率がいい

器械体操の世界では、可動域の広さや柔軟性は、
パフォーマンス力を高めるための最大の武器であり、必須事項でした。

でも実は、柔軟体操を行う前に、必ず静的ストレッチを行います。

いきなり可動域を広げるのではなく、
まず身体を「戻す」「落ち着かせる」ことを優先する。

これを飛ばしてしまうと、とにかく痛いんですね(笑)。
その痛みによって身体の反応が変わってしまったり、
呼吸が乱れてしまったりして、結果的に効率が下がってしまいます。

場合によっては、痛めてしまう危険性も出てきます。

そうしたリスクを避けるためにも、
まず静的ストレッチで全身の緊張を抜き、
身体を「準備段階」に入れていきます。

その切り替えができてから、初めて柔軟性を高めていく。
これは、競技の現場ではごく自然な流れでした。

特に柔軟性が低く、硬さが出やすい部分を重点的に行うことで、
全身のバランスが整い、結果としてパフォーマンス力が上がっていきます。 

 

 
肩こり・腰痛に効果的なケアとは何か 

肩こりや腰痛に効果的なケアについて考えるとき、まず大前提として知っておきたいことがあります。

よく紹介されているような、
3つ、4つほどの特定のストレッチだけでは、
効果を感じやすい人と、感じにくい人がどうしても分かれます。

それは、こうしたストレッチが
全身ではなく、あくまでピンポイントを狙うものだからです。

原因がはっきり特定できていない状態で行うと、
たまたま当たることもあれば、
まったく手応えを感じないこともあります。

なので、ここでは
原因がある程度特定できていることを前提に、効果を出しやすくするためのポイントをお話しします。

 

① よく言われる「10秒」「◯回」よりも、限界からの10秒・10回

SNSでは
「10秒キープ」「◯回やればOK」
という目安をよく見かけます。

でも、例えば4つの種目を10秒ずつ行っても、合計で40秒。
1日中酷使されている身体を、たった40秒で整えるのは、正直かなりの神業です(笑)。

筋肉にはいわば「形状記憶」のような性質があり、
どんな動きや型を、どれくらいの時間続けてきたかによって、
「これが通常運転なんだ」と学習していきます。

負担がかかりすぎている部分は、身体を守るためにコルセットのように固めることで対応します。
それが、コリや痛みとして現れることも少なくありません。

その状態に対して、
楽にこなせてしまう回数や時間では、
筋肉の“教育”としては刺激が足りないことが多いのです。

 

② 動きすぎている筋肉には「リセット」を

筋肉は、全身がバランスよく使われているわけではありません。

右手はよく使うけれど、左手はあまり使わない。
そんな偏りがあるように、
身体には約640個の筋肉があり、
頑張りすぎている筋肉とあまり使われていない筋肉が存在します。

まず必要なのは、
頑張り続けている筋肉をしっかり休ませること。

動かす前に、
休ませる・戻すケアを入れるだけで、
身体の反応は大きく変わります。

 

③ 動いていない筋肉には「動かし方のトレーニング」を

人間の関節は、実は回転する構造を持つものがとても多いです。
でも、日常生活の中で
そのすべてをしっかり回転させて使っている人は、ほとんどいません(笑)。

仕事の内容、スポーツ歴、生活習慣によって、筋肉の使い方はテンプレ化していきます。

だからこそ大切なのは、
「使える筋肉」を増やしてあげること。
そして、動ける範囲を少しずつ広げていくこと。

そうすることで、
特定の場所に集中していた負担が分散され、
結果的に肩こりや腰痛が起きにくい身体へと変わっていきます。

ただし、これらを行う前に、
ひとつだけ、とても大切な前提があります。

それは、身体をケアする目的を明確にしておくことです。

いま感じている疲労が、どこから来ているものなのか。

・仕事による肉体的な疲労なのか
・人間関係などによる精神的な疲労なのか
・寝不足による疲労なのか
・ホルモンバランスの乱れによる不調なのか

大きく分けるだけでも、
この4つでアプローチの入口は変わってきます。

ちなみに、私なりにかなりシンプルに言うと、

仕事は、どんな業種でもスポーツと同じ。
仕事に挑むための身体づくりが必要です。

人間関係による疲れには、
脳を疲弊させないことが鍵になります。

ホルモンバランスの乱れには、
まずは栄養。

そして全体を通して、
ひとつ強く言えるのは──

酸素、大事です(笑)

まず、何をすればいいのか迷ったときは、大きく深呼吸しながらラジオ体操

身体をゆったり動かしながら深呼吸をすることで、酸素は自然と全身をめぐっていきます。

細胞が活性化すると、身体は変わる。
そして不思議と、心も変わる。

それでもどうにもならないときは、無理をせず、プロに委ねてください。

しっかり整えて、
ゆっくり休んで、
良い夢を。

 
 
 

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